ラボグロウンダイヤモンドとは

 

ラボグロウンダイヤモンドとは


ラボグロウンダイヤモンドは、その名の通り、Laboratory(研究室)Grown(生成)したダイヤモンドの事で地球を傷付けることなく、最新テクノロジーによって研究室(ラボ)で作られた本物のダイヤモンドです。

天然のダイヤモンドと全く同じ化学組成、結晶構造、物理的特性を持った本物のダイヤモンドです。
ラボグロウンダイヤモンドは、他の類似石とは全く異なり、世界的に認められている本物のダイヤモンドなのです。
 

天然ダイヤモンドとの違い


成分と特徴:天然ダイヤモンドと同じ成分・特徴を持っています。
生成方法:天然ダイヤモンドが地球深部で何億年もかけて形成されるのに対しラボグロウンダイヤモンドは最新の技術で数週間から数ヶ月で作られます。
育つ環境こそ異なるものの、成分は天然とラボで変わりません。
そのため、肉眼で天然ダイヤモンドかラボグロウンダイヤモンドかを見分けるのは難しいのです。
価格:天然ダイヤモンドは希少価値が高いため高値で取引されています。
一方、ラボグロウンダイヤモンドは人工的に作られていて安定的に供給できるため、天然ダイヤモンドの2分の1程度の価格で入手可能です。
これにより、より多くの人々がダイヤモンドを手に入れる機会が生まれています。
 
 

ラボグロウンダイヤモンドの特徴

 

1. 高品質

カラー品質:ラボグロウンダイヤモンドは「無色」のD,E,F。つまり最高クラスのカラーグレードです。
これらは無色透明で最高級とされる色調です。

クラリティ:Clarity(クラリティ/透明度)は11段階に分けられ、内包物や傷の程度を表すグレードです。
天然ダイヤモンドは高熱高圧の環境で形成されるため、石に不純物や結晶の歪み、割れなどが含まれます。
ラボグロウンダイヤモンドは、完全にコントロールされた環境下で生成されるため、不純物を含まない状態で結晶化させることが可能です。
また、VSクラスの高いクラリティのものが一般的に作られています。

ラボグロウンダイヤモンドの品質(グレード)は、天然ダイヤモンドと同じく「4C(カラット、カラー、クラリティ、カット)」という、世界共通の品質基準が表記されます。
大粒(1カラット以上)の中石についてはIGI(国際宝石学研究所)の鑑定書を発行しています。
 
 

2. コストパフォーマンスが高い

 価格比較:ラボグロウンダイヤモンドは天然ダイヤモンドの約2分の1~3分の1程度の価格で取引されています。

ラボグロウンダイヤは、天然ダイヤと比べてコストが抑えられ品質にも優れるため、コストパフォーマンスを重視する人や品質にこだわる人におすすめです。
サイズ選択の幅:ラボグロウンダイヤモンドであれば、よりカラット数が大きく、より不純物の少ないものが手に入るのです。
 
 

3. 倫理的・環境的に優れている

人権問題への配慮:紛争ダイヤモンド(ブラッドダイヤモンド)の問題や、採掘現場での労働問題は起きません。
環境への配慮:大規模な採掘作業が不要なため、生態系への影響や土地の破壊を最小限に抑えられます。
カーボンフットプリント:最新の研究によると、ラボグロウンダイヤモンドの生産は天然ダイヤモンドの採掘に比べて、温室効果ガスの排出量が大幅に少ないとされています。
 
 

ラボグロウンダイヤモンドの生産と流通

 

生産方法

1. CVD法(化学気相成長法):メタンガスと水素ガスを高温のチャンバー内で反応させ、種結晶の上に炭素原子を積層させていく方法です。

2. HPHT法(高温高圧法):黒鉛を高温高圧下で直接ダイヤモンドに変換する方法で、天然のダイヤモンド生成過程を模倣しています。
 
 

生産地

-ラボグロウンダイヤモンドの主な生産拠点はインド、中国などですが、アメリカでも製造されています。

 

 
市場動向

アメリカ市場:2023年に結婚した米国のカップル 10,000組を調査した結果、およそ半分(46%)が婚約指輪にラボグロウンダイヤモンドを選んでいるなど、急速に普及が進んでいます。
高級ブランドの採用:ブルガリ、タグ・ホイヤー、シチズンなどの高級ブランドでも、ラボグロウンダイヤモンドを使用した商品が増加しています。
日本市場:まだ専門店舗は少ないものの、オンラインショップや一部のジュエリーショップで取り扱いが始まっています。今後、実店舗の増加が予想されます。
 
 

天然ダイヤモンドとの比較

 

外見

肉眼では区別不可能:専門家でも、目視だけでは天然とラボグロウンを見分けることはできません。
ルーペや顕微鏡での観察:高倍率での観察でも、両者の区別は非常に困難です。
 
 

グレーディング

同じ基準:天然ダイヤモンドと同じ4C(カラー、クラリティ、カット、カラット)の基準でグレーディングされます。
高品質の入手しやすさ:生産過程をコントロールできるため、高品質のものが比較的容易に入手できます。
 
 

ラボグロウンダイヤモンドの将来

 

市場の拡大

需要増加:環境意識の高まりや価格メリットから、今後さらに需要が増加すると予想されています。
天然ダイヤモンドからの置き換え:特に若い世代を中心に、天然からラボグロウンへの移行が進んでいます。
 
 

技術の進歩

品質向上:生産技術の進歩により、さらに高品質なダイヤモンドの生産が可能になると期待されています。
コスト削減:生産効率の向上により、将来的にはさらなる価格低下が見込まれています。
 
 

業界への影響

天然ダイヤモンド市場との共存:両者の市場が並存し、消費者の選択肢が広がることで、ダイヤモンド市場全体の活性化が期待されています。
新たな用途開発:ジュエリー以外の産業用途でも、ラボグロウンダイヤモンドの活用が進むと予想されています。
 
 

最後に

 

ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと同じ成分と特徴を持つ本物のダイヤモンドです。世界的鑑定機関である「GIA」「IGI」などからも、正式に鑑定書が発行されます。

ラボで生成されるラボグロウンダイヤモンドは、人の手で作られているため紛争問題に一切関与していません。加えて、人権問題や環境破壊の心配がなく、倫理的な観点からも安心して身につけられる点が大きな魅力です。このことから、ラボグロウンダイヤモンドは世界平和の観点から見ても注目を集めているのです。
ラボグロウンダイヤモンド(人工ダイヤモンド)は、天然ダイヤモンドと比べて比較的安価に購入できるというメリットがあります。
お客様の予算内でより大きなサイズや高品質のものを選べる多様性も備えています。

特にアメリカ市場で急速に普及が進んでおり、高級ブランドでも採用が増えています。日本市場においても今後の成長に期待が高まっており、消費者の選択肢が広がることで、ダイヤモンド市場全体の活性化に繋がると考えられます。

R WISH DIAMONDは、仕入れから、デザイン・制作・販売まで一貫し、高品質なオリジナルジュエリーを皆さまにご提供しております。お客様一人ひとりのニーズや価値観に合わせて最適なダイヤモンドをお選びいただけるよう、丁寧なカウンセリングを行っています。ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドの魅力を損なうことなく、現代の消費者のニーズに応える革新的な選択肢なのです。

R WISH DIAMONDは、人にも地球にも優しい選択をするジュエリーブランドです。
ダイヤモンドジュエリーをお探しの際は、ぜひ当店ののラボグロウンダイヤモンドをご検討ください。きっと、あなたの期待を超える輝きと価値に出会えることでしょう。